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水耕栽培=養液栽培?

  • 執筆者の写真: 佐藤秀行
    佐藤秀行
  • 1月24日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月16日

土耕栽培(空のもとでの露地栽培やハウス栽培など、土で植物を育てる栽培)以外のお話をしていると、水耕栽培や養液栽培、植物工場といった言葉がごっちゃ混ぜに話される場合が

ります。なので少し栽培方式の分類をご紹介したいと思います。


まず植物工場には環境の制御方法により、太陽光型植物工場と人工光型植物工場に分類されます。太陽光型植物工場は外界の気象に影響される半閉鎖施設であり、人工光型植物工場は

閉鎖空間です。

ちなみに植物工場の定義は、農林水産省のホームページでは以下のように書かれています。


(植物工場とは、施設内で植物の生育環境(光、温度、湿度、二酸化炭素濃度、養分、水分等)を制御して栽培を行う施設園芸のうち、環境及び生育のモニタリングを基礎として、高度な環境制御と生育予測を行うことにより、野菜等の植物の周年・計画生産が可能な栽培施設をいいます。)


植物工場は、太陽光型でも人工光型でも、養液栽培で水と肥料養分の供給を行っています。

そして養液栽培の方式には、大きく分けて「水耕法」と「固形培地法」があります。

なので細かいですが厳密に言うと、水耕栽培=養液栽培ではないんですね。


次回は「水耕法」と「固形培地法」の中のさらに細かい分類をご紹介しようと思います。









 
 
 

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