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水耕栽培のレタス

水耕栽培と障がい者雇用

水耕栽培とは

土を使わない養液栽培(肥料を水に溶かした「培養液」を直接根に吸わせる)で肥料​養分と水の供給を行う栽培方法です。草花などの植物をはじめ、野菜や果物なども育てることができます。養液栽培方式やシステムにはいろいろありますが、植物工場という分類においては、太陽光型と人工光型(閉鎖型)とふたつのタイプに分類できます。

販路開拓は?

自社のブランド戦略で、狙う販路は変わってくるでしょう。レストランのシェフやホテルの料理長へ、地元の給食事業へ、スーパー・小売店のバイヤーや店長へ、直売所へ、仲卸へ、オンラインショップやふるさと納税返礼品など。自社のストーリー、想いをしっかり伝えることで、共感いただけるお客様が、きっと現れます。

どんな作物ができる?

現在の技術ではほとんどの植物が栽培可能ですが、経営収支も含め適しているのは、植物の分類において機能性植物に分類されるものとなるでしょう。具体的には、リーフレタスやほうれん草、ルッコラなどの葉物野菜、ラディッシュなどの小型根菜、薬草・ハーブ、医薬品植物、一部の果菜、果樹となります。植物の光の好み方により、人工光型と太陽光型で栽培の差が出ます。

どんな配慮が必要?

業務をメンバーの特性に合わせて細分化しやすい業務の水耕栽培ですが、太陽光型における夏場の労働は過酷です。熱中症を起こさないための様々な配慮が必要です。「植物」=「癒し」のイメージですが、野菜を扱う時間よりも意外に多くを占めるのが洗浄作業です。施設規模が​大きくなると、その負担(体力)も必要になってきます。

仕事内容は?

培地づくり、播種(種まき)、育苗、​定植(植え付け)、記録、収穫、出荷作業、育苗資材の洗浄・消毒、栽培棚(ベッド)の洗浄・消毒、養液・光・空調などの環境制御管理など、細分化しやすい様々な業務があります。働く方の特性に合わせやすいのが利点です。

雇用形態は?

栽培する野菜によっては、細かい種の扱い、野菜自体への丁寧な扱いが求められます。業務を細分化できる分、作業間の連携も求められます。生き物相手ですので毎日の作業があり、ある程度の体力も必要です。そのような点からも、最低賃金が保障される就労継続支援A型事業所と特例子会社としての雇用が多いと思います。

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